「ベンチャーキャピタルから見たクライメートテック」河村修一郎

講演内容

世界各国は気候変動の問題を優先的に対処すべき課題として認識し、その対策や数値目標を設定してきました。それに伴い、民間企業を初め、様々な団体が取り組みを実施してきました。

しかし一方で抜本的な解決策の提示や技術革新が起きることはなく、ここ数年、気候変動が及ぼす影響は目に見えて我々の前に現れてきています。大規模な山火事、かつてないほどの勢力のハリケーンや台風、異常なレベルでの熱波、などなど例は尽きることがありません。

これらの解決を促進すべく過去にも様々なスタートアップが生まれてきましたが、かつてはグリーンテックへの投資はうまくいかず、多くのベンチャーキャピタルがこの領域への投資を控えてきました。

しかしながら昨年くらいから徐々にその傾向が変わり、広くはグリーンテックと呼ばれる領域、特に気候変動に取り組む、クライメートテックの領域に投資をするベンチャーキャピタルが現れ始めています。

今回はそういった背景の中、環境エネルギー分野への投資を専門的に行うベンチャーキャピタルである、株式会社環境エネルギー投資の河村修一郎代表取締役社長をお招きし、クライメートテックの動向についてお話しを伺います。

講演日時

2021 年 12 月 1 日 (水曜) 18:00 – 19:00 [ オンライン講演 ( Zoom ) ]

講演映像


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登壇者 プロフィール

河村 修一郎 Shuichiro KAWAMURA
河村 修一郎 株式会社環境エネルギー投資 代表取締役社長

2006 年に日本初の環境エネルギー特化型ファンド運用会社、環境エネルギー投資 ( 旧 日本エネルギー投資 ) を設立し、代表取締役社長に就任。以後、環境エネルギー分野への投資活動に従事。

1989 年日本興業銀行入行、1996 年から産業調査部において、電力・エネルギー業界担当アナリスト業務に従事。業界動向の調査、分析を行うほか、通産大臣の諮問機関 ( 電気事業審議会等 ) の委員スタッフとして、電力規制改革案の提言、制度設計に参画し、エネルギー業界に多くの知己を得る。

その後、2000 年より興銀証券 ( 現 みずほ証券 ) にて環境・エネルギー関連企業向けコーポレート・ファイナンス業務に従事。

2003 年には、米国コンサルティング会社 Strategic Decisions Group ( シリコンバレー Stanford Research Institute からのスピンオフベンチャー ) と共同で、日本初のエネルギー産業特化型のコンサルティング会社、インダストリアル・ディシジョンズを設立、同社代表取締役社長に就任。3 年にわたり、日本のエネルギー・環境関連企業に対する経営コンサルティング事業を拡大、深化させる。それらの活動を通じて、環境エネルギー分野へのリスクマネーの提供と経営支援を併進する事業の必要性を痛感し、投資会社の設立に至る。

 

土屋 繼 K Tsuchiya
土屋 繼 日本ビジネスモデル学会 プリンシパル
株式会社黒鳥社 代表取締役
明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科 非常勤講師
名古屋商科大学ビジネススクール 非常勤講師

1971 年東京都生まれ。桐朋高校、慶應義塾大学経済学部を経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科 ( MBA ) 修了後、コンサルティングファーム A.T.Kearney International ( 現 AT カーニー ) 入社。1999 年よりベンチャー業界に従事。2 度の IPO 、サイボウズ株式会社子会社代表を経て、2011 年よりインテリアデザイン・内装業界に転身し、総合内装会社の代表取締役に就任。2014 年に博報堂の傘下に入り、2016 年 6 月に退任。2016 年後半より再びスタートアップ界隈に復活し、黒鳥社・承継の 2 社代表を始め計 12 社の役員を務める傍ら MBA 教育にも関わる。