講演内容
急速に世の中のデジタル化が進展する環境下において、企業は如何に生き残っていくのか、これがDXの最も適切な理解であるというのが MIT SLOAN の見解であり、多くの事例調査を通じてデジタルトランスフォーメーションに取り組むためのフレームワークを整理し、2019 年 9 月に「 Designed for Digital 」を発刊しました。一方、製造業の DX である IoT への取り組みについてはポーター教授が 2014 年に Harvard Business Review に「 how smart connected products are transforming competition 」を発表されています。
本講演では、これらの先行研究を踏まえて、日本で多くみられる誤った理解を指摘しつつ、DX とは何かについて改めて整理し、DX 推進の究極の目的である「新たな顧客経験の提供」を次の事業の柱とするために、企業は現行事業を推進しつつ、いかにそのビジネスモデルを変革させるのかについて、具体例を踏まえつつ紹介します。
デジタルトランスフォーメーション(DX)は世界共通の経営課題でしたが、コロナ禍によりその対応は加速化されています。
講演日時
2021 年 2 月 15 日 (月曜) 18:30 – 20:00 [ オンライン講演 ( Zoom ) ]
講演映像と資料
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登壇者 プロフィール
宗平 順己 Toshimi Munehira
武庫川女子大学経営学部 教授
Kyoto ビジネスデザインラボ 代表
京都大学理学部大学院中退後、総合電機メーカーを経て、1986 年にオージス総研に入社。コンサルティング部長、ソフトウェア工学センター長を経て、2014/3/31 まで取締役執行役員技術部長。
在任中は、クラウドインテグレーションセンター、アジャイル開発センター、エンタープライズオープンソースセンター、IoTセンター、データサイエンスセンターの技術系組織とビジネスイノベーションセンターのコンサルティング組織を率いる。
2014/4/1 より株式会社ロックオン特別顧問 執行役員商流プラットフォーム事業本部長。 2016/10/1 より特別顧問。
2016/9/1 にオムニチャネルや IoT のビジネスデザインに最適なサービスデザインを普及すべく Kyoto ビジネスデザインラボを設立。
主にIT投資マネジメント、IT統制、ビジネスモデリング、BPM、SOA、EA、BSCに関する研究活動を行いながら、ITコンサルタントの実戦指導に従事する。
同志社大学大学院 ビジネス研究科 講師(企業の IT 戦略)、関西学院大学 経営戦略研究科 講師(Management Information Systems)
Postgraduate Diploma in Innovation & Design Thinking EMERITUS Institute of Management
2020 年 4 月より 武庫川女子大学経営学部 教授