今回の世界的な新型コロナウイルス感染症の流行は、果たして我々の社会や経済、そして暮らしを変えていくものなのでしょうか。あるいは、この危機をチャンスと捉えて我々は何を変えていくべきなのでしょうか。今回のオンラインシンポジウムでは、北米、中国そして日本から、経済、経営、デジタル社会のそれぞれ第一線の専門家をお迎えして、多面的にコロナ感染症が与えたインパクトと今後の変革について考えていきます。日曜日午前中のひと時を知的充電の場として頂きたく、多くの方々のご参加をお待ちしております。
日本ビジネスモデル学会 会長 平野正雄
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講演日時
2020 年 7 月 5 日 (日) 9:00 – 12:00 [ オンライン講演 ( Zoom ) ]
プログラム
- 09:00-09:10
- 挨拶
- 平野正雄 日本ビジネスモデル学会 会長 早稲田大学ビジネススクール教授
- 09:10-09:50
- 基調講演「ポストコロナ社会に向けた改革提言…ニューヨークから」
- 伊藤隆敏 コロンビア大学 国際関係・公共政策大学院 教授
- 10:00-10:50
- 講演 1「はたして日本企業は変革できるのか…東京から」
- 小松原正浩 マッキンゼー・アンド・カンパニー シニア・パートナー
- 11:00-11:50
- 講演 2「アフターデジタルとアフターコロナ…上海から」
- 藤井保文 株式会社ビービット 東アジア営業責任者、『アフターデジタル』共著者
- 11:50-12:00
- クロージング
- 全体モデレーター
- 浜本亜実 株式会社 Humanext 代表取締役
登壇者 プロフィール
伊藤 隆敏
コロンビア大学 国際関係・公共政策大学院 教授
夏季は、政策研究大学院大学特別教授を兼任
1973年一橋大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科修士課程を経て、1979年ハーバード 大学経済学博士課程修了(Ph.D.)。同年ミネソタ大学経済学部助教授。その後、同准教授、一橋大学経済研究所助教授、同教授。東京大学先端科学技術研究センター教授を経て、2004年東京大学大学院 経済学研究科、兼、公共政策大学院教授(2012年同院長)に就任。2015年1月より現職。 その間、1992-94年ハーバード大学ケネディー 行政大学院客員教授、1994-97年国際通貨基金(IMF)調査局上級審議役、1999-2001年大蔵省 副財務官、2006年10月-2008年10月、経済財政諮問会議の民間議員、2009年秋学期コロンビア大学ビジネス・スクール客員教授を務めた。 著書には、『不均衡の経済分析-理論と実証-』(東洋経済新報社、1985、第29回日経・経済図書文化賞)、『Japanese Economy』(MIT Press、初版1992、第二版2020(星岳雄共著))、『インフレ目標と金融政策』(東洋経済、2006)、『インフレ目標政策』(日本経済新聞出版社、2013)、『日本財政「最後の選択」』(日本経済新聞出版社、2015)、『公共政策入門――ミクロ経済学的アプローチ』(日本評論社、2017)、 『Managing Currency Risk(共著S. Koibuchi, K. Sato, and J. Shimizu)』(Edward Elgar、2018、第62回日経・経済図書文化賞受賞)等。金融政策、国際金融論に関する編著書、論文多数。 一流の専門雑誌に掲載された代表的論文には次のものがある 。“Foreign Exchange Rate Expectations: Micro Survey Data” American Economic Review, 1990; “Meteor Showers or Heat Waves? Heteroskedastic Intra-daily Volatility in the Foreign Exchange Market” (Robert Engel, Wen Ling Lin と共著) Econometrica, 1990; “Asian Currency Crisis and the IMF, Ten Years Later: Overview” Asian Economic Policy Review 2007。 また、2004年度日本経済学会会長。関税・外国為替等審議会、2010年外国為替等分科会会長、 2013年、同審議会会長。2011年春、紫綬褒章受章。 1950年、札幌生まれ。趣味、音楽。小松原 正浩
マッキンゼー・アンド・カンパニー シニア・パートナー
先端技術業界研究グループにおけるグローバルリーダー アジアにおける自動車産業研究グループリーダー 最近は、主に電機・情報通信・自動車業界の成長戦略、新規事業戦略の構築、コスト削減の強化など、日本企業がグローバル市場において競争力を向上するための支援を行っている。 慶應義塾大学文学部(東洋史学専攻)卒業、コロンビア大学大学院(国際関係学修士)修了 東京大学大学院・非常勤講師(「企業戦略論」担当)藤井 保文
株式会社ビービット 東アジア営業責任者
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府修士課程修了。2011年ビービットに入社、2017年から上海支社に勤務。2019年3月に「アフターデジタル−オフラインのない時代に生き残る」を出版し、世耕元経済産業大臣をはじめ各界著名人からの推薦を頂いている。2020年6月時点で発行部数は8万5,000部。続編となる「アフターデジタル2−UXと自由」を2020年7月末に発売予定。株式会社 Humanext 代表取締役
シャネル株式会社で長年培った経験を活かし、外資系ブランドやリゾートホテルなどのPRを手掛ける。その後、森ビル株式会社に入社し、“六本木ヒルズ”の立ち上げに参画。 2005年、株式会社Humanext設立し、人材開発・組織開発・サービスデザイン事業を展開。 そのほか、株式会社ヴィス社外取締役、一般社団法人21世紀学び研究所理事を兼任。 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科卒業。平野 正雄
ビジネスモデル学会 会長
早稲田大学 商学学術院 経営管理研究科 ( ビジネススクール ) 教授
1987 年から 20 年間、マッキンゼー&カンパニーにて経営コンサルティングに従事。その後、プライベート・エクイティー大手のカーライルにおいて日本企業のマネージメントバイアウト ( MBO ) 投資に参画。2012 年から現職。現在、複数社の社外役員および企業アドバイザーを兼任中。